AIとは?

  1. 1. AI(Artificial Intelligence;人工知能)とは?

    AIは1950年から研究が進められてきました。
    Artificial Intelligenceという言葉が初めて使われたのは1956年のダートマス会議です。
    ジョン・マッカーシー教授によって「知的な機械、特に知的なコンピュータ・プログラムを作る科学と工学」
    としてAIという言葉が使われました。

    AIに関する研究が進んだ現在では、AIは研究者毎に異なる定義がされており、
    「人間のような知能をもったコンピュータ」がありますが、AIの明確な定義は無いのが現状です。

  2. 2. AI研究の歴史

    AIは長い歴史がありますが、2022年は生成AIの年と言われ、画像生成AIのDALL-E2、Midjourney、Stable Diffusionがオープンソースで提供され、11月には大規模言語モデルを使った対話型AIのChatGPTがリリースされました。
    第3次AIブームから冬の時代を経ることなく、2023年から第4次AIブームに入った。(東京大学 松尾豊教授談)

  3. 3. AIの分類
    1. ①知識を持つ機械である「強いAI」と人間の知能の代わりを一部する機械
      • 「強いAI」は、人間のような自意識を備えて認識・判断できるもので、
        現在の技術では、まだ完成の見込みはありません。
      • 「弱いAI」は、限られた世界で人間の知能の一部を代替するもので、
        特定領域では人間以上の能力を発揮します。現在、活用されているAIは「弱いAI」です。
    2. ②AI、機械学習(Machine Learning)、深層学習(Deep Learning)

      1956年に包括的な概念のAIが誕生し、その後、機械学習が普及し、
      2012年に、ディープラーニングが大きく注目され、現在、色々な領域で活用されています。

    参考;

  1. 4. ニューラルネットワークとディープラーニング

    ニューラルネットワークは脳の神経回路(ニューロンとシナプス)をモデルにした機械学習手法の1つで、
    ディープラーニングは、その階層を深くした手法です。

    ディープラーニングは、訓練データを使って、学習し、学習モデルを生成します。
    その学習済みモデルを使って、未知のデータを推論(分類等)します。
    例えば、製造業における検品システムを開発する場合は、良品と不良品の画像データを収集し、
    それを訓練データとして学習させ、学習モデルを作成します。
    その学習モデルを使って、検査する製品の画像データを入力すれば、その学習モデルを使って、
    その製品が良品か、不良品かを判断するということです。

  2. 5.製造業におけるAI活用

    ①画像自動判定&検査、②予兆保全での利用が進んでいます。